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日本海ぶらぶら釣り

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平成28年10月30日。
今週は犀川に行くつもりだったが、諸般の理由で取り止めとなった。
しかし、今週は釣りがしたい、と思っていた。
だが、結局金曜日は飲んでしまい、土曜日はグダグダと過ごしてしまった。
残された日曜日1日で長野県まで行くのは、流石に辛いので、お手軽な所で日本海にショアジギングをしに行こうと思った。
有名なポイントとしては経ヶ岬だが、ネットの書き込みで山越えをしなければならず、かなりハードそうなことが書かれていたので、すぐ西側に並んである犬ヶ岬の方は遊歩道から簡単に地磯へアクセス出来るとあったので、そこに決めた。

朝マズメをやるために、土曜日の午後11時過ぎに大阪の部屋を出発した。
大阪市からの距離は170キロほど、比較的近い。和歌山方面でいうなら白浜行くのとほぼ同じ距離だ。
午前2時頃に付近の道の駅に着いたので、三時間ほど寝ることにする。
風が強く、後方の海の方から低い風鳴りが続いていた。
それでも空には雲の切れ間から、くっきりとしたオリオン座が見えていた。

午前5時半にスマホのアラームで目を覚ました。夜中に一度寒さで目が覚めたのだが、また寝ていたようだ。
気温は5、6度といったところか。
風も相変わらず強めだ。
上に風を遮るアウターを着ないと耐えられないほど寒い。

道の駅から5分ほどで犬ヶ岬の公園に着く。
駐車場を見ると、満車で停めるスペースがない。こんなに有名ポイントなんか!、と思ったが、兎に角車を停められないと釣りが始まらない。
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仕方ないので、1キロほど戻った海沿いの休憩スペースに車を停めて空きが出るのを待つことにした。
朝マズメの弱い光のなかで、サラシが大きく広がっている様子が見えた。
釣りが出来るのか、と心配になったが、あっと言う間に一時間程寝入ってしまった。

その後、岬の駐車場に再び戻ると1台分空いていた。速攻で車を停める。私が停めた後も、後から後から違う車が駐車スペースの有無を確かめに来ていた。

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ショアジギングの用意をして、遊歩道に入ると後ろから、これまたショアジギングの青年が歩いて来る。
早速挨拶をしてこの岬のポイントのことを聞いてみる。
青年曰く、あの車の数だと釣り座がないかもとのことだった。
ショアジギングのやり易い場所は東側で、正面や西側は水深が浅いらしい。

地磯にたどり着くと、カゴ釣りの老人が3人いるだけだった。しかし、その3人で東側のいい場所をほぼ占有しているので、私は少し離れた正面側に入った。
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波が高いので足場が高いのは良いのだが、その場所は海面から10メートルほどあるため、高すぎて本当にやりずらい。
先ほどの青年も私より更に正面側に入っていて、釣り座が低いためかなり波の飛沫をかぶっていた。

暫くキャストを繰り返したが、今回持ってきたラテオ100MTーQは、50グラムまでのメタルジグを投げられるようになっているが、波の高い今日の日本海では底が取れなかった。
当然魚の反応はなく、半時間もすると私も飽きてしまい、岬の先端周辺を探索を始めた。
久しぶりの海なので何となく気持ちがいい。
遊歩道の終点まで行って写真を撮ったりしていたが、もうここでやる気は無かった。岬を退去することにした。

公園の駐車場に戻るといい歳のサーファーが大勢ダベっていた。ここに停まっている車のほとんどはサーファーのだったのだ。岬の釣り人が3人だった理由がやっと判った。

昨夜休んだ道の駅に戻り、早めの昼飯を食べると西に向かった。
今朝会ったショアジギングの青年から円山川の河口で、大きなスズキが上がっていると聞いたので、試す気になっていたのだ。

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途中久美浜の小天橋の浜もいい感じだったので、少しやってみた。一度だけスプーンに付けているタコベイトをチャリコが突っついただけだった。
ここも小一時間で切り上げて、円山川の河口に移動した。時間は午後2時を廻ったところだった。パラパラと河口の堤防に釣り人が乗っていた。
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たまに波が堤防の上を越えていくが、誰も大して気にしていないようだ。確かに大きな飛沫が飛んでいるだけなのだが、過去に八丈島で、フカセ釣りの最中堤防に波が上がってきて、タモアミを流されたことがあったので、どうも堤防に波が被っているのは気になって仕方ない。

犬ヶ岬と同じタックルでキャストを開始するが、何せ全てショアジギング用でジグは言うに及ばず、ミノーも一番小さいので16センチと、真面目にシーバスを狙っているとは言えないような状況だった。
一時間ほどミノーやスプーンを投げてみて、余りの反応の無さに釣りを止めて車に戻った。まだ、午後3時前だったので、これで止めるのももったいない気がしたが、望みのないルアーを投げ続けるのも限界だった。
特に考えもなく、車を豊岡市へと走らせた。

円山川の釣果情報を出している豊岡市内の釣具屋に寄ってみた。
良さそうなミノーやバイブが売っていた。
おまけにシマノのシーバスロッドが格安になっていたので、ついつい買ってしまった。
店員によると、通えばでかいシーバスが釣れるよ、とのこと。
時間は午後4時になろうとしていたが、再び専用ロッドを持って河口に舞い戻った。
釣り人の数は増えていた。
エギンガー、カゴでアジを狙う人、そして私と同じようにシーバスを狙っている者。

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人数は20人は居たと思う。500メートルほどの長さの堤防に大体均等に並んで釣っている。
波も時折堤防に乗り上げてくる。
それでも午後6時までミノーを投げ続けた。
何時ひったくるような当たりが来るだろうかと、想像しながら。
陽が完全に沈むと波が弱くなってきた。
しばらく夕闇と西の空の残照が融け合うような時刻。
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期待は高まったが、結局シーバスからの返事は無かった。
しかし、かなり久しぶりに薄明の頃を釣って、こういう釣れない釣りも心に迫るものがあると思い、悪くない気分だった。
なにせ今朝まで知らなかった川に立っているのだから。


<今回のタックル>
ロッド:ダイワ ラテオ 100MTーQ
リール:シマノ ツインパワーSW6000XG
ライン:バークレー ファイヤーライン 2.5号
リーダー:バリバス ナイロン 35lb
ルアー:シマノ サイレントアサシン16F、ダイワ チヌーク17g他
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ロッド:シマノ ディアルーナXR S1006M
リール:シマノ ツインパワーC3000XG
ライン:バークレー ファイヤーライン 1.5号
リーダー:バリバス ナイロン 35lb
ルアー:シマノ アガケ12F
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by rororon3rd | 2016-10-30 19:16 | ソルトルアー | Comments(2)
Commented at 2016-11-04 21:59
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by rororon3rd at 2016-11-04 22:06
やすこうさん、こんばんわ。
お仕事大変なことになっているとお察しいたします。
お体にお気をつけください。
また、時間が出来たら釣りに行きましょう。
私はしばらく手軽なシーバス釣りでもしております。
それでは、またの機会に!


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