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四国の海と川

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最近寒いのと仕事疲れで釣りをしていない。
今年になって釣りをしたのは2回だけだ。それも悪天候で途中で止めているようなものばかりである。
平成29年2月18日は久しぶりに四国に渡り、ソルトルアーをしようと思っていた。いつもの四国東部の河口に向かった。
出発時間が遅く、さらに徳島の釣り道具屋を覗いたりしていたので、目的の砂浜に着いたのは午後4時を回っていた。まあ、シーバス釣りなので、やや暗くなるまでやろうと思っていた。

前回と同じ場所に大きな網が置かれていた。相変わらずシラスウナギ漁は続いているようだ。
彼らが来たら河口にはいられないので、先に探っておこうとキャストを始めたが、川の水がほとんど流れていない。
まだ明るい時間なので、流れもないと可能性はほぼ無い。
開始10分で戦意を失って適当に投げ始めていた。
そうするとまたもやお腹が痛くなり出し、急いでトイレに向かうことにした。
釣りは半時間程度で終わりである。
前回ここに来たときもこのような腹下しになったが、何か霊的な作用だろうか。
大阪では特に何もなかったのだが・・・そのまま宿に引き上げ、明日は頑張ろうと思ったのだが、明日の日曜日はこの付近でマラソン大会があることを知った。
そういえば宿にもランナーっぽい人が目につく。これは交通規制とかいろいろ面倒くさいことになりそうだ。明日はゆっくり朝飯を食べてから、ここを離れようと計画を変更した。

翌朝は8時半過ぎに朝食を摂った。残っていた宿泊客は私だけだった。マラソンのスタートが午前9時なのでみんな出かけてしまったようだ。
チェックアウト時間ぎりぎりの午前11時に宿を出て、特に目的もなく海沿いの観光ラインを車で流した。
リアス式海岸の断崖の上を走る県道で、全長10キロ以上あり、なかなかいい見晴らしだった。

途中、阿波釣法発祥の地、牟岐大島も晴天の空の下にはっきりと見ることができた。
足下の磯にもパラパラと釣り師の姿が小さく見えていた。
今回はルアーロッドではなく、フカセ釣りの準備をしてくるべきだった。
釣れるか否かは別だが、天気は良く、風も穏やかないい日だった。

観光ラインの北の端で海に降りていける場所があったので行ってみた。
両側を崖に挟まれた砂浜があり、右手の崖にロープが下がっていた。
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いかにも先の地磯に行くための道だった。車が一台止まっていたので、一人は入っているだろうが、様子を見てみようとロッドを手に持って崖を登った。
思ったより登りやすく、崖の上は歩いた形跡がはっきりついていた。
先に入った釣り人は、これは危険という崖を降りた向こう側にいた。フカセ釣りをしている。
私はその手前の簡単に降りることのできる磯に入った。
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いい天気で暖かく、風もほとんどない。沖磯に上がっているフカセ釣り師が見えるが、釣れていなさそうだった。
ここでルアーを投げてもまず釣れないだろと思ったが、一応投げてみた。1時間ほど投げてみて、やはりまったく反応はなかった。
今晩の宿は上勝町の月ケ谷温泉を予約していた。チェックインが午後4時からなので、今から向かうとちょうどよい時間だ。
今回はほぼ釣る気を無くしており、温泉にでも入ってゆっくりしたいと思っていたので、さっさとタックルを仕舞った。
釣りに向かうガッツがまるでない。
よく釣り友にガッツがないなどと叱咤しているが、今回の私は恥ずかしながら気合いがまったく入っていない。
少しこれはいかんという気もしていた。それでも、よい天気の下、四国の山中を抜けて、秘湯に向かうのもいいものだ。

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向かう途中、那賀川沿いを走ることがあったのだが、この川の渓相はかなりよい。
ここには連泊で渓流釣りに来たいと思わせるものがあった。3日間くらいの遠征で来たいものだ。

月ケ谷温泉は山の中のなかなか趣のある集落の中に建っていた。
川に沿った谷で、曲がっているので月ケ谷と言われるのかもしれない。
宿は築10年くらいの鉄筋コンクリート3階建で、通された部屋もよく清掃されていて、清潔だった。
窓からは川がよく見えた。向かいにはキャンプ場もある。
温泉はサラサラの単純泉だった。浴場は結構広いのだが、露天風呂がないのが惜しい。
夕食はアメゴ(アマゴ)やニジマスの刺身、アメゴの塩焼き、イノシシ鍋等だった。養殖なのと時期が時期だけに仕方ないが、魚はいまいちだった。あまりに食い足りないので豚テキを追加してしまった。ここの宿泊では朝食だけにして、夜はレストランで好きなものを頼むのが良さそうだ。
この夜は日本酒も飲んだので、何もする気が無くなって温泉に二度入ると寝てしまった。
窓からは川の瀬音がずっと聞こえていた。

翌朝もホテルで朝食を食べてから出かけた。とはいってもこの日は釣りをする気はサラサラなく、四国の山の中を走って夜に大阪に着けばいいと思っていた。
午前10時頃からポツポツ雨が降り出しており、一時間経つ頃には本降りになっていた。
県道から那賀川沿いの国道193号線に出て、高知方面を目指す。
那賀川の上流域はいい渓相だった。解禁日は3月1日からで年券が八千円と書かれていた。和歌山の渓流の年券に比べると若干高い値段設定だが、四国のこの辺りではこれくらいが相場のようだった。
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昼を越える頃には国道32号線に入っていた。
雨は降り続けている。大歩危、小歩危の辺りは吉野川の上流域だが、ここも大きな淵が点在し、釣りをしてみたいロケーションだった。
四国も釣り歩くには広大だ。それだけにそこを巡る旅はまだまだ続きそうだ。

<今回のタックル>
ロッド:シマノ エクスセンス908MMH
リール:シマノ ツインパワーC3000XG
ライン:バークレイ ファイヤーライン1.5号
リーダー:バリバス ナイロン20Lb
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by rororon3rd | 2017-02-25 23:30 | ソルトルアー | Comments(2)
Commented by yaskhoo at 2017-02-26 07:34
こんにちわ、ぬるい感じの釣りですねwww、釣りは、やっぱり、ガッツが大事かな・・・・
でも、穏やかな四国の風情がいいじゃないですか。四国の海はきれいですね。昔廻ったお遍路を思い出します・・・・渓流は、四国で釣ったことがありませんが、釣れると思いますよ。型は小さいと思うけど・・
ゴールデンウィークの大釣行に向けて、フカセも鍛錬が必要ですね。頑張ってください
Commented by rororon3rd at 2017-02-26 23:04
こんばんわ。
毎年今頃から4月にかけて気合いが入りません。
もっと釣りに行きたいのですが・・・
やすこうさんも釣りしてますか?


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