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嵐の帰還(北海道釣り旅8)

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平成29年10月30日。

期待は外れるものである。
特に望み薄なことが分かっていて、強く執着しているときは尚更である。

いつものように宿の朝飯を食べて、冷たい雨が降り続く中ポイントに向かった。
昨日のポイントに入れば、何匹かは必ず釣れるものと思い込んでいた。
しかし、昨日の水質から一気に濁りが入っていた。それ程の雨量ではないと思ったが上流で沢山降ったのだろう。
川はカフェラテのような色になっていた。
一応、支度をして河原に降りたが、雰囲気的には釣れそうもない感じであった。
それでも岸沿いには鮭がいて、産卵のタイミングを待っているようにも見えた。

釣りをしたのは半時間ほどだった。
一度小さい魚が掛かったような気がしたが、手にすることは出来なかった。

仕方ないので旭川の方へ戻ることにした。
飛行機の時間まではお互い余裕があったので、鉄人の人お気に入りの味噌ラーメンを食べるため、大きく寄り道をした。
旭川に近付くほど雪が激しくなり、風も強まってきた。時折、車が風に流されるほどの強さであった。
夕方の飛行機で大阪に戻ることになっていたので、欠航になるのではないか、と不安になるような天候であった。丁度、爆弾低気圧に変わった台風22号が北海道東部に近づいていたのだった。
それにしても飛行機に乗る段になると台風が絡んでくる変な巡り合わせの旅であった。

雪の中、やっとラーメン屋に着いたのだが、臨時休業だった。
なんとも最期まで疲れる展開だ。

仕方なく早めに千歳空港に入り、鉄人の人と2時間、空港内の居酒屋とジンギスカン屋でたらふく食べて飲んだ。

飛行機は何事もなかったように定刻に千歳空港を飛び立ち、大阪伊丹空港に着いた。

今回の釣行は、北海道行きとしては一番遅い時期に行ったものであった。
感想としては、この時期大河川で釣りたいのならフライの方がいいと強く思った。活性が落ちた状況においては、トラウトはより自然なフライに食いつく可能性が高いようだ。
ただ、ダイバーの人のようにポイントに入りさえすれば、フライに負けないほど釣る場合もあるので、腕次第ということかもしれないが・・・

北海道は良い所だというのは変わらないが、大場所を狙う限りそんなにイージーでもないということを再認識できた。
釣りは単純ではない。ただ、そんなことを当たり前に思えるほど北海道に慣れてきたのかもしれない。
もはや北の大河(天塩川)は未知の憧れではなく、具体的に攻略すべき対象なのだ。
次はいつ頃戻って来れるだろうか。


〈今回のタックル〉
ロッド:シマノ カーディフNX B77ML
リール:シマノ メタニウムXG
ライン:PE1.5号
リーダー:フロロ3号
ルアー:ダイワ チヌーク14グラム





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by rororon3rd | 2017-10-30 17:15 | トラウト釣行(北海道) | Comments(0)


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