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修行の川(九頭竜川)

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平成26年5月4,5日と福井県の九頭竜川に釣行した。
九頭竜川といえばいわずと知れたサクラマスの遡上河川である。解禁は2月1日~5月31日まで。
例年5月中頃には終わるらしい。
今年の状況といえば、越前フィッシングセンターのご主人曰く、過去にないほどよく釣れているとのこと。同店のブログにも釣果情報が一杯出ている。今年に関しては幻の魚ではないのかもしれない。
我々(今回は会社の先輩の「鉄人の人」とご一緒した)が朝8時頃、日券を買いに行くと早朝に今期初めての70センチオーバーが釣れたとテンション高く教えてくれた。これは後で聞いたことだが、このGW後半、新たな群れが海から入ってきたことに拠るのかも知れない。
メインの釣り場はえちぜん鉄道の鉄橋から鳴鹿堰堤までの6,7キロの範囲だが、どのポイントにも結構な数の釣人が入っており、多いところには20名ほどが両岸に並んでいたりした。餌釣りは禁止なので、ルアーとフライで7:3くらいの比率であった。
私の見聞きした範囲では、ルアーだけが釣れており、フライで釣ったというのは2日間で一人だけだった。
要素はいろいろあるのだろうが、九頭竜川ではルアーがサクラマスには圧倒的に利くようだ。
あと、安田龍司氏のサクラマス・レストレーションもあるくらいなので、ここに来るフライマンには安田氏へのリスペクトが強いことも感じた。そのせいか、フリーストーンLD−Dを持つフライマンが、他の河川に比べて圧倒的に多かった。私も一番のお気に入りは同竿なので、いい気分だった。

一日目は晴れ時々薄曇りの天気だった。
まずは上流側の鳴鹿堰堤の下側のランを釣り始めた。
先行者の上流に入り、「ワンキャスト、ツーステップダウン」で1時間ほどを掛けて、500メートルの緩い開きを釣っていった。当然、当たりは無し。上手そうなフライマンがウグイを釣り上げていた。

水色は水田の田植えの水が入ってきているのか、薄く濁っている。
さらに一時間ほど粘るが、やはり反応なくレストラン「サニーサイド」へ食事に行く。雑誌ではフライマンがよく訪れるとあったが、この日来ているのは近所の家族連れと老夫婦だけだった。味は美味しい。
車で少し昼寝をして、下流に移動する。
どこに行っても先行者がいる。
移動には川原を走るのだが、凹凸が少ないといっても未舗装の玉石の道なので、車高の高いRVがほしくなる場所だった。
2番目の場所でも当たりは無し。ここでもフライマンがウグイを釣っていた。

夕まずめは下流側の天池橋の少し上流に入った。
ここまで下ってくると川原は、ヘドロっぽい匂いがした。
ロケーションの悪さで気分的にはフライフィッシングをする気がほとんどなくなっていたのだが、橋のすぐ上流に入っていた「鉄人の人」の目の前で巨大な水柱が上がった。後に彼から「80セントくらいのサクラマスだった」と聞いたのだが、その後一時間は集中して釣りを行っていた。
午後6時頃になり、私は諦めて仕掛けをしまって、なんとなく「鉄人の人」を動画撮影していると、偶然にもウグイを釣り上げた。何も反応のない川で釣っていると、ウグイでも嬉しいものだ。


夜は福井市の片町という繁華街で結構大量に飲み食いをして寝た。そして、朝はやっぱり、寝過ごした。

前日と同じようにマックドでマフィンを食べて、釣券を買って、昨日夕方のポイントに入った。今朝はパラパラと雨が落ちていた。普通に考えれば釣りには好条件なのだが・・・
土手を降りて行くと、今まさに昨日の「鉄人の人」と同じポイントで、ルアーマンのにーちゃんが、竿を曲げていた。かなり強い引きだ。岸にぶり上げのランディングをすると、ピカピカの55センチのサクラマスだった。
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サクラマスは釣れるんだ。と改めて認識を変えた。

釣れたポイントの200メートル上流で釣りを始めた。
やはり当たりは無い。しかし、目の前ではサクラマスっぽいのが跳ねている。
こいつらはフライは食わないじゃないか、と思い始めたとき、回収するラインが重くなった。しかし、引き抵抗はほとんど無い。
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上がってきたのは尺物のウグイだった。(フライで釣れるのはウグイだけなのか・・・)

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その後、JRの鉄橋付近まで行くが反応なし

昼飯に越前そばを食べて、午後は昨日の午前中と同じ堰堤下のポイントに入った。雨は益々強まっていた。
いくつかのポイントを回ったが、魚からの反応は皆無だった。
午後3時に川から上がった。
帰りがけ着替えている時に、菓子パンをむしゃむしゃ食べている、G4ウェーダーのフライマンと話したのだが、彼らは今から午後7時頃、フライラインが見えなくなるまで釣りをするとのことだった。
九頭竜川の常連たちは、かなりタフなようである。

<今回のタックル>
ロッド:セージ ONE 7番 13.6ft
    シマノ フリーストーン 6番 13ft
リール:シマノ フリーストーン 7/8
    タックルマック クラシックリール
フライライン:エアフロ スカジットスイッチ 390gr
       SA/3M スカジットエクストリーム S1/S2 400gr
Rio スカンジ・ショート 7番 フロート
ティップ:リオ 各種 フローティング ~ S3
ティペット:クレハ シーガーエース 2.5号

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by rororon3rd | 2014-05-06 12:48 | トラウト | Comments(4)
Commented by やすこう at 2014-05-06 13:41 x
ウグイの動画をリンクさせていただきましたwww
次回は、チェコニンフね!

Commented at 2022-03-30 21:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 中村善也 多田裕計 at 2022-03-30 21:36 x
多田裕計 中村善也
Commented by 九頭竜川 at 2022-03-30 21:37 x
九頭竜川


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