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渚滑川を歩く(北海道釣り行脚3)

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釣り旅3日目もやはり朝食バイキングから始まった。前二日間の反省を踏まえ、今朝はパン食した。だが、サンマの煮付けとパンは合わない。昆布巻きもあったので採ったが、これもご飯と食べてこそだ。
朝食バイキングも難しい。凡てをコントロールした時に満足を得られるのだろう。

今回泊まったのは渚滑川の畔の宿だったので、当然今日の釣りは渚滑川を釣ることになる。
朝一やろうと思っていたのだが、朝食の誘惑に負けて開始したのは8時だった。空は晴れ上がり、この三日間でも最高の晴天だった。というわけか、どうかは知らないが、私のウェットフライに反応する魚は皆無だった。キャッチ&リリース区間に入ったのだが、魚の姿が全く見えないので、居ないのかと思うほどであった。


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2時間かけて下流の橋の側から退渓した。途中、流れの中を何度か渡ったが、結構危ない所もあった。
最後は釣り上ってきたフライマンと鉢合わせになったりした。
退渓のため崖を登るとそのフライマンが着替えていて、挨拶をすると幾つかアドバイスしてくれた。
私はダブルバンドロッドだったが、彼はシングルの4番で十分とのことだった。
フライケースも見せてもらったが、かなり大きなフライが入っていた。
昨年は渚滑川で60オーバーを何本も獲ったとのことであった。

達人フライマンと別れると車まで戻るのに半時間かかった。畑を回り込むように道が付いているので、距離がかさむのだ。
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時間は正午に近く、ピーカンのうえに暑い。汗が止まらない。
やっと車まで辿り着くと二人のフライマンがちょうど川に向かって降りて行った。
来た時は私だけだったが、車が2台増えていた。
その後も各入川ポイントでフライマンを見た。少なくともこの付近には20人はいるようだ。
平日にこれなのだから、休日は押して知るべし。
渚滑川は人気河川過ぎるかもしれない。しかし、達人フライマンも言っていたが、この川を理解出来ると、ちゃんと応えてくれるのも事実なのだ。だからこんなにもフライマンを惹き付けるのだろう。

昼はセイコーマートのホットシェフのおにぎりを食べてた。相変わらず旨い。北海道の米は年々美味しくなっているようだ。

食後、以前来たときに巡査に教えて貰ったポイントへ入った。
川原に出てみると、少し流れが変わったようだが、基本的に同じだった。
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「鉄人の人」がバッキングラインまで出されたという、大物の潜む淵をダブルハンドで狙った。
期待はしていたが、あれから一年経っているのだ。今回はウグイすら反応しなかった。

フライは止めて、ルアーをしようとタックルを取り替えるため戻ろうとした時に、何とも言えない気配を下流側から感じた。
200メートル先の草に覆われた砂地に、何か黒い物があるのを見た気がしたが、よく見えない。
気を取り直して車に戻り、ルアーロッドを持って、再び川原に降りた。
カラスが騒いでいるが、特に気にかけずに下流方向にミノーを投げながら釣り下った。
なかなか反応がないのだが、カーブの手前でやっと一匹釣れた。30センチ程の如何にも放流ニジマスだった。手早くリリースして、先に進む。
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10メートル進んだ砂地に熊の足跡が残っていた。それだけなら問題ないのだが、足跡が乾いていないのだ。
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右は私の足跡。


大きな熊では無いようだが、場所も先ほど黒い物が見えたような気がした場所の近くだったので、これ以上は止めておこうと、このポイントを退いた。

最後は滝上町より上流側に入った。車で入るには怖いくらいの下り坂を降りた。そうすると車を停めたすぐ横が川だった。
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いきなり大場所になっているのだが、流石に大場所過ぎて、チェイスが一度あったきりだった。
下流の方も良さそうだったが、ここは基本通り釣り上がりした。

川幅一杯を水が流れていた。そこを遡上した。500メートル程度の距離だったが、かなり疲弊した。おまけに魚の反応は10センチ程度の小魚が見に来ただけだった。
釣れているなら、気合いも入るのだが、この状態では何をいわんや。
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最後の橋の手前で川通し不可能な淵が現れた。かなり深い淵なのだが、魚は無反応だった。
覚悟を決めて、川原の崖を登ると牧草地だった。道路までは高低差が結構ありそうだ。なんとか、道路までは登ってからたっぷり半時間かけて駐車位置まで戻った。全身汗だくになった。
今日は釣っている時間より、歩いている時間の方が長かったような気がする。


<本日のタックル>
ロッド:シマノ フリーストーン1306
リール:ハーディー カスカペディア マーク3 8/9
ライン:RIO スカンジ・ショート#7
リーダー:フロロ3号
フライ:シルバーマーチブラウン(鉄人の人作)
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ロッド:メジャークラフト ファインテール FTTー765ML
リール:シマノ ヴァンキッシュC3000
ライン:PE1.5号
リーダー:フロロ2.5号
ルアー:DUO リュウキ60S、アンレーズ スプラウド55F




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by rororon3rd | 2016-07-07 19:07 | トラウト釣行(北海道) | Comments(2)
Commented at 2016-07-09 15:20
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by rororon3rd at 2016-07-09 18:34
ヤスコウさん、こんばんは。
熊怖いです。
やはり二人はいないと渓流域はヤバいです。
ところで渚滑川は通うと釣れそうですよ。湧別よりこちらが本命かも。


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