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八丈島の堤防釣り

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令和3年12月4、5日。
先週、東北地方への電車を使った釣行で、絶望的に釣れなかったので、今週はマイルを使って飛行機で八丈島に向かった。堤防からメタルジグでもシャクって、サバでも釣れたらいいなぁ、と思っていた。
磯釣り以外で八丈島に行くのは初めてである。

早朝の空港は荷物の預かり窓口が混雑していた。
やはり自粛解除が普通になってきたので、乗客が増えており、手荷物の預かり窓口も手が足りていないようだった。
6割強くらいの乗客を乗せて、朝の一便は羽田空港を飛び立った。

八丈島空港に降りると、雲の多い、西風も常に2、3メートル吹いているような状況だった。
気温は東京より3度ほど高そうだ。
いつもの宿をお願いするわけにもいかず、底土港近くの泊まったことのない民宿をとった。
レンタカーも予約しておらず、空港を降りてから、近くの個人営業の所で軽自動車の箱バンを借りた。28時間で九千円だった。ちと高いと思ったが、その昔、爆釣の人(職場の同僚)によく言われた「島なんだから、しかたないですよ」、というフレーズを思い出した。
確かに、コロナもあって大変なんだから、仕方ない。

底土港に向かうと、たまに来るうねりで、白灯台に向かう堤防の折れ曲った部分に波が乗り越えてきて、濡れていた。
そんな状況なので、ほとんどの釣り人はその濡れた箇所の手前で釣りをしていたが、2人ほど先端まで行っていた。

午前10時頃から釣り始めたが、少し先端側にいたカゴ釣りのオッサンがムロアジを上げていた。
私のジグには全く反応なしである。
しばらく釣れない釣りを続けていると、地元のリタイアしたようや年齢のオッサンがカブでやってきた。
オッサン曰く、昨日はもっとウネリが酷かった。ムロアジはよく釣れて、それを泳がせてカンパチの良型が結構釣れていた、とのことである。
カンパチが釣れるなら、メタルジグも可能性はゼロではないだろうと、モチベーションを保つことができた。
しかし、半時間経つとやる気が失せてきた。
堤防の縁を見ると、白い紐のような影が見えたので、メタルジグを上下させていると、ヤガラが釣れた。60センチほどあったが、ほとんど抵抗なく上がってきた。
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正午を過ぎると腹が減ってきたので、昼食をとりに一度上がった。

目的の食堂の前まで来てみたが、やっているのか、閉まっているのか分からないような状況だったので、空港のレストランへ行ってカツカレーを喰った。
港に戻って来ると、釣り人が増えていた。
午後2時から4時までやって、なんの反応もなく釣りを終えた。夕方になるほどに地元のカゴ釣り勢が減って、ショアジギングが増えてくる。相変わらず、ショアジギングをやっているのは20代っぽい若者が多い。
時代はバス釣りよりショアジギのようだ。

夜泊まった宿は客の8割は土建関係の労働者の方々で、遊びで来ているのは私以外は二人組ひとつだけだった。
何となく場違いな宿に来てしまった、と思った。

明朝は東風4メートルになっていたので、八重根港へ向かった。駐車場から見ると、岸壁全体がベッタリ濡れていた。
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4人ほど入っている釣り人は全員、左側の擁壁の上に登っていた。
どうもさっきまでウネリが岸壁に上がってきていたらしい。
地元の爺、観光客の親子と一緒になって、しばらく海の模様を眺めていたが、時々うねりは岸壁ギリギリまで海面を持ち上げてくる。
八丈島(離島)の波の怖さは知っていたが、迷った挙げ句、思い切ってタックルを持って岸壁に入った。
私も1.8メートルほどの高さの擁壁の上によじ登って、キャストを開始した。
足場は海面から6メートルくらい高い。ジグを投げるが釣れる気がしない。
後ろの波も気になる。一時間ほど経つと他の場所を見に行くことにして八重根港を出た。車まで戻ると親子はまだ海の方を見ていた。

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何となく時計回りに島を一周した。
どこにもいい場所はなかった。特に底土港の付近は強く風波が打ちつけていた。
一時間後、再び八重根港に入った。釣り人は増えており、もう壁の上ではなく右側の低いところで釣りをしていた。
うねりはまだあったが、大丈夫そうだ。ただ、回り込んできた北風が強い。
磯際から段々と沖に向かって移動しながらキャストしていく。
ゆっくりとしたシャクリをしていたが、タングステンの小型のジグに交換して、早いピッチでシャクるとあたりがあってフッキングした。
そんなに大きくなさそうだったが、ボチボチ引いた。
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30センチほどのナンヨウカイワリだった。

連発するかと何回か同じ所へ投げ込んでみたが、それっきりだった。
しばらく反応がなくなっていたが、私のあとから来た地元の兄ちゃんがハイピッチジャークで40センチほどのスマガツオを釣り上げた。
すぐ捌いて食べる、と満面の笑顔でさっさと帰っていった。
それを見ていた周りと私のキャストに力が入ったが、その後反応はなく、正午を過ぎたところで私も釣りを終えた。
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まだ、やれば釣れそうな気がしたがレンタカーを返却する時刻が迫っていた。

帰りの飛行機も混んでいた。通路側の席が空いているのに、横に座り続ける太った兄ちゃんのせいで狭苦しい思いをした。
時間は長くなかったが、久しぶりに重いショアジギタックルを振り回したので、肩から首にかけての筋が痛かった。
中年にショアジギングは厳しいのかも知れない。
デカい魚を釣ってみたいと漠然と考えていた。


<今回のタックル>
ロッド;シマノ コルトスナイパーSS S100MーT
リール:ダイワ セルテートHD 4000H
ライン:呉羽化学 PE2.5号
リーダー:バリバス ナイロン 50LB
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by rororon3rd | 2021-12-06 15:17 | ソルトルアー | Comments(0)


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