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風の桟橋(御蔵島)

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令和4年3月。
午後10時30分に竹島桟橋から出る橘丸で御蔵島に行くため、夕食後荷物を持って部屋を出た。
竹芝桟橋の待合は結構混んでいた。
釣り人もそれなりに来ていた。ただ、半分以上はサルビア丸に乗って伊豆大島の方に向かう人たちであった。私たちはサルビア丸が出た後、午後10時30分発の橘丸に乗り込んだ。
特ニ等席を先輩のサブスリーの人が取ってくれたので入ったが、今回は座席はガラガラであった。平日なので当然といえば当然だし、やはりまだ新型コロナから完全に抜けきっていないので、外出を控えている人も多いのであろう。
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出発後はいつものように2時間ほどグダグダとお酒を飲んだ。御蔵島には午前6時に着く予定だった。
海は凪いでおり、それほど揺れるような感じではなかったのだが、眠りの中で私はかなり揺れてるように感じていた。
少しウイスキーを飲みすぎたのかもしれない。

午前3時頃、あまりに暑いので目が覚めた。
久しぶりに橘丸の船室内が暑すぎて目が覚めた。フェリーに乗る時あるあるで、冬は外は寒いのに中が異常に暑くて、寝ていると寝汗が止まらないようなことがある。
今回もそのようなパターンであった。
携帯式の扇風機を持ってくれば良かったと後悔した。

午前5時、三宅島に着いたアナウンスで目を覚まして、顔洗い、まだ暑さが残っていたので服を着替えると5甲板(5階)に出て、涼みながら明けゆく空を眺めた。
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既に4、5人は甲板に出ていて、カメラや双眼鏡で海を観察していた。おそらくクジラ等がいるか、探しているのだろう。

午前6時に御蔵島に着いた。
御蔵島に接岸したのは初めてだったし、下船したのも初めてだった。
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御蔵島の桟橋は本島から200メートル ほど沖合に伸びており、その根元からすでに崖が50メートルぐらい立ち上がっていた。非常に険しい崖に囲まれた島である。
とりあえず島に行くより先に、その場で船が出るのを待って、桟橋の一番先端に入って釣りをすることにした。
降りた客の中に底物師のじい様が4名いて嫌な予感がしたので、さっさと先端の角を取ったのだが、否応なく近いところに後から入ってきた。
底物師のこのデリカシーのなさが嫌だ、といつも思う。底物師は金持ちらしいが、意地汚い場所取りをしてくるものだ。
仕方ないのでそのまま釣りを始めたが、やはり真横にいられるとルアーを全力でキャストできない。
10分ほど投げていたが思う通りキャスト出来ないので、角をフカセ釣りをするサブスリーの人に譲って、私は右側の縁に移った。
既にそこには地元のジギングガーが3名入っていた。おそらく島に来ている工事関係者だろうと思われるが、いつも朝早くに入って釣りをしているのだろう。キャスト自体はそれほど上手いとは思わなかったが、手馴れた感じでポイントを探っていた。
30分後、その中の一番若い兄ちゃんの竿が大きく曲がった。兄ちゃんはジグで60センチ超のカンパチを掛けていた。肉厚でうまそうなカンパチが上がってきた。
兄ちゃんは久しぶりだと仲間達と喜んで、早速魚を絞めていた。
それを見た私も期待を持って投げ続けたのだが、そこから午前7時過ぎまで特に何も起こることはなかった。いつのまにかその3人の工事関係者の人々は消えていた。
桟橋には底物師のじい様と私とサブスリーの人だけが残って釣りをしていた。

午前8時を過ぎるとほとんど反応がなくなった。ただ、サブスリーの人が巻く撒き餌にはたくさんのエサ盗りが群がっていた。
八丈島でもエサ盗りを見なかったので、まだこの島ではエサ盗りだけでも出てくるだけマシかと思ったのだが、このエサ盗りもさすがで刺し餌の方には全く手を付けないような賢い奴らだった。

サブスリーの人に竿を借りて、私も20分ほどフカセ釣りをしてみたが、エサ盗りには全く歯がたたなかった。
見えている深さまでウスバハギのような大きな魚が追っかけてきて、その下に何か違う他の魚が入ってるようなのだが、コマセには反応するが刺し餌には全く反応しない。たまに刺し餌を噛じられても針のない先端を少し囓っただけで、それ以上喰ってくることはなかった。
かなりスレていると言わざるを得ないと思う。
御蔵島にそんなに釣り人が来てるとは思わないのだが、やはりこの桟橋で釣りをする人自体毎日それなりいそうなので、それを学習した魚たちはかなり賢い。

先端ではなく、桟橋の真ん中より根本に近い方で、スイミングさせていたジグに当たりがあった。
軽くて巻き上げて来ると25センチほどのナンヨーカイワリが釣れていた。抜き上げの途中でフックアウトした。
昼前まで何も反応はなくなり、正午ぐらいにフェリーがやってくるので、一旦桟橋を撤去することになった。
底物のじいさん達も道具を仕舞って、待ち合わせ所の近くに戻ってきた。このフェリーで帰るということらしい。

一度、宿に入ってチェックインを済ませてから再び午後2時から桟橋で釣り始めた。桟橋に戻ると地元の若者3人が先端でジグを投げていた。
風邪は強まり、波の砕けた飛沫が桟橋の上に飛んでくるような状況になっていた。
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午前中はまだ南向きにキャストすることができたが、南西の風が強まりそちらの方では釣りができないような状況になっていた。
開始直後は桟橋の先端のところでやっていたのだが、とても釣りにならなかったので、釣座を北向きの根元に近い方に移動した。
結局、私はかなり根元に近い地点まで戻ったのだが、サブスリーの人はそこより先端に近いところでオキアミを撒いていた。

2時間近く釣りをしただろうか、誰にも何の反応がなかった。一度だけサブスリーの人の竿が曲がったが、25センチぐらいのイスズミが釣れただけだった。
この状況の中ではイスズミでも釣れた方が、かなりマシな方だと言えるだろう。サブスリーの人は全く満足できていないようだったが、それでも魚が釣れると釣れないでは大きな差があると私は思った。

私は何とか一匹釣りたいと思ってキャストを続けていたが、魚からの反応はなかった。ただ、稀にルアーについてくる魚の姿は見えた。
午後3時30分を廻った頃だったろうか、あまりに風が強くなってきたので私は桟橋の一番根元付近の所まで下がっていた。
海が荒れてる時に案外穏やかな内湾の方に魚が差してくるという話を思い出したのだ。
桟橋の根本の港に近い通路のところは、波がかなり穏やかだった。
この付近は底まで3メートルほどしかなく、下にかなり大きな岩が入っており、あんまり長くフォールさせると根掛かりをしてしまうこと必定な場所だった。
ロングボディのメタルバイブを投げてリトリーブしていた時だった。分かりやすい反応があった。メタルバイブには3本のトレブルフックが装着されていたので、あっさりと魚にフッキングした。
MHクラスの竿が曲がり込み、リールのドラグも緩い訳ではないのだが、それなりにラインが出された。
ただ重さ自体はそれほど感じなかった。そんなに大きくない魚のようたが、かなり力のある魚のようだった。
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上がってきたのは40センチ弱のカンパチだった。
思ったより小さかったがそれでもかなり力は強かった。
久しぶりの青物だったのでよくわからなかったが、水温が高いこの島の周りにいる青物はかなり活性が高く引きが強いようだ。
随分久しぶりでマシな魚が釣れたので嬉しかった。早速写真を撮って海に戻した。
そうこうしてるうちに午後4時が迫り、サブスリーの人が桟橋を戻ってきた。
今日の釣りはここまでとすることにして、歩いてまた宿までの長い坂を戻ることにした。

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<今回のタックル>
ロッド:シマノ コルトスナイパー 100MHー3
リール:シマノ ストラディックSW 4000XH
ライン:PE 2号
リーダー:フロロカーボン 25LB
ルアー:ジャッカル ビッグバッカーHW 他
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by rororon3rd | 2022-03-12 14:58 | ソルトルアー | Comments(2)
Commented at 2022-09-03 10:03
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 御蔵島 at 2022-09-03 10:04
御蔵島


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