6月初旬。
昼過ぎに埼玉の部屋を出て新潟に向かった。新潟東港から午後10時30分の便で苫小牧東港までフェリーで行くつもりだった。 出発時間に着くためであれば、もっと遅い時間に出ても良かったのだが、早めに出てゆっくり日本海の方をまわりながらフェリーターミナルの方に行こうと考えた。 東港のフェリーターミナルはそれほど混んではいなかった。 積み込まれる車も満車の1割程度しか乗っていなかった。 フェリーの中はそれなりに快適で少し広めのベッドルームを借りて、約18時間をフェリーの中で過ごした。 前日の夕方、日本海を見ていた時は波が立っていたのでフェリーも揺れるか、と思ったのだが、それぐらいの波は外海では当たり前で、フェリーは特段大きく揺れることもなく普通に進んでいった。 フェリーの中で朝食と昼食をとり、定刻の午後4時45分に東苫小牧港に着いた。 そのまま苫小牧駅前の東横インに泊まって、近くの居酒屋でサーモンの棒鮨とビールを飲んで寝た。棒鮨は鯖に限ると思い知った。 翌朝、苫小牧から静内町に向かった。 静内川で釣りをするつもりだった。 私は日高地方に来たことがなかったので、馬牧場が視界いっぱいに広がっているのを初めて見た。 道路の両脇に広がる牧場がほとんど馬を飼っていて、その規模の大きさに少し驚いた。 日高地方には競走馬(サラブレッド)の牧場は多いとは聞いていたが、想像以上にたくさんあった。 ![]() これだけ馬を飼ってる牧場があるということは、JRAが主催する競馬文化は、日本では簡単には無くせないんだってことがよくわかった。 地域を支える産業として競馬がある限り、ここの人々は暮らしていけるのだろう。 馬を育てるというそれ自体では食料生産に繋がらないような畜産業であっても、これだけ数の牧場が経営してるのを見ると必要なんだということを納得させられた。 馬に興味はあまりないが、ここのサラブレットは妖艶な美しさを纏っていた。また、眼が潤んだような哀愁を帯びた表情でいるものも多かった。 戦前に馬が実家で飼われていたと亡くなった母親から聞いていたが、こんな生き物が家に居れば楽しいだろうと思った。 静内川は上流に向かって登って行くとすぐにダムに行き当たって通行止めになっていた。 今はまだ雪代がたくさん入ってるようで、ダムから放出された水が本流を埋め尽くしていた。 これでは川の中に入ることはできない。 ほとんど釣りができるような場所がないように思った。 シュンベツ川という支流が水量も適量であり、遡行できそうだったので入ることにした。 最初はどこから降りるのかわからなかったのだが、ダムに行く途中の道路の脇から下に降りるダート道があった。 未舗装だったので自分の車では行くことは無理だったので、車は上の道路脇に置いて歩いた。 国土地理院地図にも載っていないような道なので、見過ごしてしまいそうだ。この道はかなり使われており、釣り人から川原のダート走行ため四輪駆動車などが利用しているようであった。 下の空地にはウィンストンのシールを貼った札幌ナンバーのワンボックスが停まっていた。 フライの先行者である。これを見て、ちょっと厳しいなと思ったので、真昼のこの時はそのまま車で街に戻って、セブンイレブンで飯を食って時間をつぶしていた。 他に行くあてもホテルのチェックインにも時間があったので、結局は午後3時ぐらいに同じ場所に戻って先ほどのフライマンの車の所から後追いで釣りをすることにした。 ![]() 流れている水は非常に美しく、渓相自体も美しかったので、北海道らしいと言うか、ダイナミックな流れでよかったのだが、人の後を釣ってるということがあったので、あまり期待していなかった。 ただ、川では思った以上に小さな当たりがたくさん出た。小魚がかなりいるらしい。 パラパラと投げていくと所々でフライに反応が出る。それも頻繁に出てる。ただ魚があまりに小さくて針掛かりしない。 それでも何も反応がないよりマシなので、上の方まで歩いて行った。 川に入ったのが午後3時半を回っていたので、夕闇が迫る午後5時には止めようと思っていた。それほど時間があったわけではなかった。 それでも入渓地点から1キロぐらいは上流まで上がった。 途中一匹だけ小さなイワナが釣れた。 先行者の姿は最後まで見ることがなかった。 夕暮れが近づいたのでそのまま川をたどって戻った。 今日からしばし北海道を釣り歩く。初日の釣果は厳しいが、そのうちいいこともあるだろうと期待することにして、静内町のビジホで泊まった。 <今回のタックル> ロッド:ダイワ ロッホモア MP 804ー5 リール:ハーディー プグレー 4 ライン:SA DT4F リーダー:VARIVAS 4Xー12ft ![]()
by rororon3rd
| 2022-06-22 08:54
| トラウト釣行(北海道)
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